200円ではじめる競馬入門 第01回

はじめに

200円ではじめる競馬入門と言ってはみたものの、競馬の入門講座ではない。
200円をスタートに、一年間で何円まで殖やせるかというお遊び企画である。

あらすじ

2016年1月23日、大寒波の迫り来る真夜中のローソンでわたくしはパンを買った。
いくつか購入してお会計は308円となり、CHUMSの小銭入れから510円を支払うと、
中国人店員のウー（呉）さんがカタコトの挨拶といっしょに202円のお釣りをくれた。

道すがら、この202円をJRA銀行に預金して運用しようと考えた。
この202円は一年間でおよそ何％の利回りで運用できるのかと思ったのだ。

最初の勝負

なにせ手元には200円しかない。絶対確実に勝てるレースを選ぶ必要があった。
1月24日はちょうど京都、中京、中山競馬場でレースが開催されていたのだが、
京都は寒波により壊滅、中京もおなじく寒波で大荒れ、中山しかないと思った。

わたくしは中山競馬場で少頭数のレースを探すことに決めた。そして見つけた。
2016年1月24日：中山競馬場　第12R　4歳上1000万下　芝1600mである。

とにかく、わたくしはJRA I-PATの口座に200円だけを入金して、馬券を買った。

そしてぶじに勝った。200円は1500円に殖えた。

二度目の勝負

言うまでもないことだが、わずかな軍資金でお馬さん遊びを繰り広げるためには、
とことん負けない勝負に徹することになる。もっとも、最初のうちだけでよい。

1500円が3000円に殖えれば、三連単を2通り買うこともできる。まずは辛抱である。
いくらか資金がふえたところで大小を織り交ぜた勝負に出るとよい。
でも、ぼくはギャンブラーではないので競馬をやるのは一週間に１レースのみ、
投入資金はどんなに多くても1万円まで、ふだんは3000円で遊ぶようにしている。

ふいに忙しくなり、次に馬券を買えたのは2月14日のバレンタインデーであった。

なにせ1500円しか軍資金がないのだから、当然ながら三連単を買うことはできない。
おのずと三連複を選ぶことになり、少頭数で短距離（馬齢による差が小さい）戦を
選ぶことになる。netkeibaを開くと、東京、京都、小倉で競馬が開催されていた。

わたくしは迷った。東京、京都、小倉からどのレースを選べばよいのだろうか？

うそである。本当は京都「こぶし賞」というけったいな名前を目にしたとたんに、
このレースしかないと思った。理由は単純である。名前がしょうもないから。

2016年2月14日：京都競馬場　第９R　こぶし賞　1600m芝である。

とにかく、わたくしはJRA I-PATの口座に1500円だけを入金して、馬券を買った。

そしてぶじに勝った。負けていたらこの記事を書いていないので、あたりまえである。
200円は1500円になり、1500円は4460円になった。

100円未満は切り捨てのため、次回「200円ではじめる競馬入門　第02回」は、
ひとまず4400円を軍資金として開催されるもよう。いつになるのかはわからない。

ちなみにこの企画、ごくわずかな資金を全額失ってしまえばそこで試合終了となる。
また、リアルタイム更新するほどガッツがないので翌日または翌々日の更新となる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく…